高濃度ビタミンC点滴

ヘアメディック

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高濃度ビタミンC点滴とは

ビタミンCの様々な効果については広く知られていますが、人間は万能薬ともいわれるビタミンCを自分自身で作り出すことはできません。
そんな中、ビタミンC本来の効果を得るためには1日2~5g程度の量が必要とも言われています。
また、ビタミンCは水溶性で余分なものは尿として排泄されてしまうため、効率的に摂取するのが難しいビタミンです。
しかし、高濃度ビタミンC点滴で血中のビタミンC濃度を一気に上昇させることにより、様々な効果が期待できるようになります。
ガン予防やアンチエイジングには、月1~2回の高濃度ビタミンC点滴療法25g~50gがおすすめです。

高濃度ビタミンC点滴の美容効果

ビタミンCは、皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力を高める働きを持つ抗酸化ビタミンです。コラーゲンの合成に働いて骨を丈夫にしたり、肌にハリを持たせる効果があります。シミ予防などの美肌効果や皮脂分泌の抑制、抗ストレス効果をはじめ、多様な生理作用を持っています。
ビタミンCをサプリメントなどで摂取する方も多いと思いますが、ビタミンCはとても不安定な性質をもっており、小腸や肝臓で吸収される前に壊れてしまうこともあります。高濃度ビタミンC点滴では、直接体内にビタミンCを入れることができるため、内服では得られない飛躍的な効果を得られます。

こんな方におすすめ

・シミが気になる方
・美肌を目指したい方
・ストレスをやわらげたい方
・にきびが出来やすい方

・お肌のハリや弾力が気になる方
・風邪をひきやすい方
・疲れやすい方

ビタミンC点滴製剤について

ビタミンCはとても不安定なため、成分自体が変質しやすく国産の点滴用ビタミンC製材には防腐剤が添加されています。これを高濃度で使用すると、防腐剤も一緒に体内に注入されるため、高濃度点滴には不向きです。
当院では、防腐剤の入っていない安全性の高い製材を使用しています。

【防腐剤不使用製材】

高濃度ビタミンC点滴では防腐剤の入っていない、マイラン社製の薬剤を使用します。国産の注射薬には全て防腐剤(ピロ亜硫酸ナトリウム, チオグリコール酸ナトリウム)が添加されているので、高濃度ビタミンC点滴には向きません。

【海外から冷蔵空輸されたビタミンC注射薬を使用】

ビタミンC注射薬は温度に不安定なため、製造工場からクリニックに届けるまで2~8℃の冷蔵保管が義務づけられています。ところが、中にはこの規則を守らないで、冷蔵せずに輸入する業者がいます。当クリニックでは、唯一アイルランド工場から冷蔵コンテナで日本に輸入しているマイラン社製ビタミンC注射液を使用しています。

高濃度ビタミンC点滴とがん治療

がんに対する高濃度ビタミンC点滴療法は、1970年代から行われていますが、否定的な論文が続けて発表されたため、その後はあまり注目されることはありませんでした。しかし、2005年に米国・国立衛生研究所(NIH)の科学者が共同で「高濃度のビタミンCはガン細胞を殺す」という論文をアメリカ科学アカデミー紀要に発表しました。
続いて、2006年3月には高濃度ビタミンC点滴療法で長期生存を続けているガン患者についてカナダ医師会から、2007年には「高濃度ビタミンC点滴療法がガン患者の痛み、倦怠感、食欲低下、不眠などの諸症状を改善し、QOL (生活の質)を改善する」と韓国医師会雑誌に論文が発表されています。

そして、現在はアメリカやカナダの多くの医師らが高濃度ビタミンC点滴療法をガン患者に行うようになり、この治療を受ける患者の数は急増しています。

高濃度ビタミンC点滴療法だけでがんが完治するということではありません。現在、標準的に行われている手術や化学療法・放射線治療などの効果増強や副作用軽減を目的とした補助療法として注目され、患者様のQOL(生活の質)を向上させる効果が期待でき、生存期間を延長させることが可能といわれています。

高濃度ビタミンC点滴の抗がん作用について

ビタミンCを使ったがん治療に関しての実験で、いろいろな濃度のビタミンCを入れた人血清培地で膵臓癌、大腸癌、悪性黒色腫、骨肉腫の4種類の悪性細胞を培養した結果、400mg/dL以上のビタミンC濃度では悪性細胞は生存できないという結果が得られました。これが今日の「ビタミンCが、がん治療に効果がある」という根拠になっています。
ビタミンCは、血管の外に出ると過酸化水素を作り出します。正常細胞はカタラーゼという酵素が過酸化水素を中和するので影響をまったく受ません。一方、ガン細胞の多くはこのカタラーゼが欠乏しているために過酸化水素を中和できずにダメージを受けて破壊されてしまいます。つまり、ビタミンCは高濃度になると栄養素ではなく抗ガン剤として働きます。
さらに、がん細胞はブドウ糖を取り込みやすいという性質があり、ブドウ糖と構造が似ているビタミンCはがん細胞に取り込まれやすいという特徴があるため、効果的にがん細胞に影響を及ぼすことができるのです。

がん治療方法について

血液中のビタミンC濃度を測定し、投与するビタミンCの理想的な投与量を決定します。
基本的な例では週に2回の点滴で6ヶ月間継続、その後の経過が良ければ週1回を6ヶ月、さらに2週に1回を1年間、その後は月に1回行います。ビタミンCの量と点滴頻度は病状によって変えていきます。
この治療を続けることにより免疫システムの増強、ガン性疼痛の軽減、食欲の改善や体調の改善が期待できます。

この治療に適している方

高濃度ビタミンC点滴療法が適応となるのは下記の方です。

(1) 標準的ガン治療が無効の場合
(2) 標準的ガン治療の効果をより確実にする
(3) 標準的ガン治療の副作用を少なくする
(4) 良好な体調を維持しながら寛解期を延長させる
(5) 代替治療として希望する場合など

有効な抗ガン剤や放射線治療がある場合は併用を推奨します。
この治療が有効なガンの種類についてはまだ研究段階です。

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